ハーブ収穫の秋:トゥルシーとシソ
気がつくと、また季節の節目(秋分)を越えてブログを書いていませんでした。この季節の節目の頃はいつも、エネルギーの渦のような中にいることが多く、ブログを書く時間もままなりません。
今年の秋分は、その直前に短期で旅に出て、農家での作業のお手伝いも。そのお土産にいただいて帰ったホーリーバジルと紫蘇(シソ)を、接ぎ木でプランターに植えたのが、ちょうど秋分の日。
とはいえ、ホーリーバジルの接ぎ木は、私の場合あまり成功率が高くありません。日々少しずつしおれていく葉を寂しく見つめていると、、、秋分から1週間目、滞在先のご家庭から、たくさんのホーリーバジル2種が届きました!かぐわしい香りとともに、まだ瑞々しいホーリーバジルが、根元からたくさん!畑からの収穫は自分で行っていませんが、それでも届いた翌日には”ハーブの収穫作業”という気分で、小さな秋を感じることに。葉のきれいなものは(今年初めてトライ)フレッシュのまま冷凍保存用に、少し乾燥したものはドライ用に、そして水挿し用にも枝からカット。さらには、新聞紙の上に落ちた種をしっかりと拾います。気がつくと、午後から作業を始めて3時間、すっかりもう夕方…。
今回、知人の農家さん宅を訪れて教えていただいた目から鱗の事実。
ホーリーバジルにはいくつも種類があって、今回初めて、その最も薬効の高いといわれる”クリシュナ・トゥルシー”にお目にかかったのですが、その神々しい姿と高貴な香りに酔いしれる一方、なぜか同じ畑のすぐ横に紫色の紫蘇(シソ)が植えられてあって、「おや?」と思っていたのですが、このシソとクリシュナ・トゥルシーがそっくりな姿なのです。
葉は大きさこそ違え(シソのほうが大きい)形はそっくり、花は大きさも形も、一見同じものとしか思えないほどに似ています。背丈もほぼ同じ。「シソは日本のホーリーバジルなのかも」という畑のオーナーさんの言葉が印象深いです。そして、シソの美味しいこと。
選別されたホーリーバジル2種は、だんだんシンナリしつつも、まだ水挿しされています。これから秋の夜長に、種取り作業が待っています…(これがちょっと大変。とっても小さい種です)。
選別中に、ふと花からきれいに種が覗いている姿が可愛く、撮影。考えたら、挿し木どころか、もう種採りしてよい時期だったのですね。。
ホーリーバジルは、初めて植えた昨年の春から、見事にたわわに育つことができました。
昨年は5階のベランダでプランターで育ててきれいに実ったのですが、今年は途中から庭に移動させたら、葉が虫食いだらけになって、残念なことに・・・。急遽、虫除けのハーブ”蚊蓮草”の枯れた葉と茎を土の上に置きましたが、気休めばかりの結果に・・・。
さて、来年はまたキレイな葉を咲かせてくれるかしら?虫除け対策を考えておく必要がありそうです。